会社が改善活動を開始してから、何かと改善や時短を求められて辟易してしまっている方はいませんか?改善で自分の会社が良くなるといわれても改善提案はなかなか思いつかないし、そもそも問題点がどこにあるのか見つからない。そんな悩みを抱えてしまっている方も多いのではないでしょうか?
実は改善探しはとても簡単。今回は楽しんで改善活動を続ける為のコツをお教えします。

改善探しは難しい?

改善提案を出すように言われたはいいものの、なかなか思いつかないという方がほとんどではないでしょうか。実は改善探しはとても簡単。まずは難しく考えず、あるポイントにだけ注目してみてください。

改善提案は「面倒な事」を変えるだけ

皆さんが日頃されている業務の中で、「面倒くさいな~」と感じている作業はありませんか?実は、この面倒くさい作業」こそ、改善が潜んでいる可能性が高いポイントなのです。
まずは、「日頃の面倒な事」を探してみましょう。面倒な作業は見つかりましたか?では、今度は改善提案を考えてみましょう。言葉の響きは難しく聞こえますが、「面倒な事を、面倒でなくする」だけです。
どう実施するか、何が必要かはまず考えずに、「どうなれば面倒でなくなるか」を考えてみてください。
最初から実現可能な状態を考える方が効率が良いのでは?と思われるかもしれませんが、色々な条件を意識しながら改善を考えてしまうと、最も良い改善案に辿りつけなくなってしまうのです。また、「やめられないかも……」と思っていた条件が、実は「やめられる条件」である場合もあります。改めて現状を把握する為にも、まずは理想的な状態をイメージする事から始めましょう。

どうすれば実現できるか、を考える

理想の状態はイメージ出来ましたか?まずは、必要な事や物を考えずに考えていただきましたが、今度は実現する為に必要な事を洗い出してみましょう。
洗い出してみると、
・何も必要なく、すぐに改善出来るもの
・必要な物はあるが、すぐに改善出来るもの
・必要なものはないが、改善に時間がかかるもの
・必要なものがあり、改善に時間がかかるもの
この4種類に分けられるかと思います。この中で、まず重要なものが「すぐに改善出来るもの」です。すぐに改善が出来るものは、改善の効果が日頃の業務に反映されやすいのです。1分、2分の削減も「効果が小さいから……」と思わずに、どんどん実施していきましょう。
一回の時間が短いものでも、年間で計算すると数時間にまで膨れ上がる事が多いのです。
また、同じ業務を社内の他の方も行っている場合、同じ改善を実施する事で、倍の効果を出す事が出来ます。
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たった10秒の業務改善が大きな効果に!|実は大きな小さな改善

改善活動は難しくない

今回は、改善探しを進めるコツについてお話しました。何かと面倒に思えてしまう改善活動ですが、実は改善探しはとっても簡単。後ろ向きに考えずに、「これが面倒だから(やりたくないから)変えられないだろうか?」という前向きな気持ちで業務を見直してみてください。
「自分の為」に改善活動を進めてみましょう。