サンスター株式会社の業務改革活動は
- この業務改革はDXの道筋を示している活動で「効率性」と強い「仕組み」づくりを目指して 堅実な成果を上げている。
- 人に情報、組織に役割を明らかにして進めるリーダーシップが頼もしい。
(感想:株式会社システム科学 社長)
1. 活動の効果(自立継続へ)
- 1年にわたる業務改善活動。Aさんの改善力が3ヵ月目から「気づき」を増し、全体の改善件数を引き上げ、変革のベースづくりになっている。
改善時間を元に、投資対効果の評価をしやすくしている。 - 対話が活発化している様子が伺えモチベーションの高まりが目標に向かって成果を堅実化させている。
- 従来の業務改善活動と思っていたが結果は真のDX(デジタルトランスフォーメーション)活動になって、残すは競争優位な仕組みづくりが経営幹部の腕の見せどころと期待している。
2.専門部署、人員不在への対応
- 業務改善の考え方、仕組み化の風化
- 業務プロセスの見直しができていない
- 業務標準化の遅れ、属人化
- 現場業務の未把握
(いつ、どこで、誰が、どうやって、どれくらい)が「あいまい」 - 時間外の多発(ピーク残業が多い)
3. 活動を進捗管理表によって成果確認
11人各個別に進捗管理点表で1ヶ月毎、報告・ディスカッションの場を
設けて進めている。
- 氏名、業務の把握数、チャート作成数、作業時間
改善:①提案件数 ②削減工数 ③削減リードタイム ④削減費用 ⑤改善率
8つの管理点で実益を上げながら進める活動
4. ベース構築活動は基本活動からテーマ活動への歩み
代表取締役社長 石橋博史 プロフィール
1962年から26年間、自動車機器メーカーに勤務。1986年、株式会社システム科学を設立、代表取締役に就任。業務改革の実践および支援ツール「HIT法」の開発・導入・コンサルティングを推進する。2010年、「業務プロセス可視化法およびチャート作成システム」で特許を得る。2011年3月、一般社団法人可視経営協会を設立、代表理事を務める。著書に『最少人数で最強組織をつくる』(ダイヤモンド社刊)など多数。